リボ払いはダメ!絶対に!(危険な借金)地獄の入り口だった・・・

最近リボ払いでお買い物をする方が非常に多いように感じます。

投資用マンションの販売をしているとお申込みになった際に、その方の借り入れ全てを把握することになります。

なので当然こちらとしては、「現状で何かお借り入れはありますか??」とお客さんに必ず尋ねるわけですが、リボ払いを借り入れとして認識していない方が非常に多いです。

結論から申しますが、リボ払いは絶対にやってはいけません。本日はその理由について詳しくお話ししていこうと思います。

そもそもリボ払いとは?

「お金は無いけど買い物はしたい!」って時に便利な返済方法です。

えっ!そんなことできるの!?と思われるかもしれませんが、出来るんです。

例えば10万円の商品をクレジットのリボ払いで購入した場合、その支払額を自分で設定できるんです。

例えば「毎月5000円ずつ」といったように。

このリボ払いの凄いところはそれだけじゃありません。

それ以降も5万、10万とカードを使って残高が増えていったとしても最初に決めた毎月返済5000円は変わらないのです。

(リボ残高が一定額以上に増えると毎月返済額も5000円以上に増える場合もありますが・・・)そうなると、毎月の返済額が5000円で定額なのに、リボ残高は増える一方なのでリボ払いをすればするほど返済期間が長くなってしまうのです。

しかも金利は15%前後の場合がほとんどです。

相当高いです。

つまり、なかなか元金が減らない!ということなんです。

元金が減らない中で、毎月の返済額を小さく設定してしまうと、さらに元金が減らない訳です

なので、リボ払いを一旦設定してしまうと、完済までに長期化してしまう傾向にあります。

下記はリボ払いを選んだ方々の悲痛な体験談です。是非お読みください。

借入翌月、初めての返済日を迎えました。
返済日がわずかに給料日の前だったので、約束通り(最低返済額)3,000円(元本1,500円 利息1,500円)を返済。
「毎月3,000円でいいのか!」と気持ちが楽になってしまい、翌月もその翌月も、毎月3,000円のみの返済を繰り返しました。
「借入の翌月に全額まとめて返済する」という、当初の私の予想はどこへいってしまったのでしょうか。。。
そして、返済開始から約1年後。
私はこれまできちんと明細をみたことがありませんでしたが、ふいに「いくらまで返済が終わっているのか」が気になり、明細を詳しくみてみることにします。
中身をみて愕然としました。
1年も返済してるのに、減った元本はたったの2万円!?
まだ元本が8万円も残っている!!
そう、ノーローンの返済方式はリボルビング払い。
毎月の支払額が定額で、額面を低く抑えられるメリットはありますが、元本の減りがとても遅いというデメリットがあったのです。
最終的には借入額よりも支払った利息の方が多い、なんてこと十分にありえます。
私はただただ驚くばかりでした。

リボ払いの危険な罠!なぜ10万円の借金完済まで3年もかかるのか? | キャッシングのまとめ

現在、キャッシングの返済方法で主流になっているのが「リボ払い」です。
毎月の負担を減らしたい人にとって、「リボ払い」は都合のいい返済方法です。
しかし「総額を把握しづらい」「返済が長期化し、利息の負担が増える」という、大きなマイナス面を知ったうえで利用することが大切です。
今回は複数の業者でリボ払いを利用した結果、気付けば20年間も返済を続けることになっていたという男性から話を聞くことができました。

リボ払いは怖いですよ。こんな年まで返済することになるなんて【体験談】 | キャッシングのまとめ

「借金している感」が少ない

これこそがリボ払いを長期化、問題化させている最大の要因かと思います

クレジットで買い物するにしても一括払いの場合は翌月の請求について考えますよね?(ここでカード切っちゃったら来月の返済がきついな・・・など。)

でも、いくらカードを切っても毎月の返済が5000円の定額だったらどうでしょうか?5万円でも20万円でも毎月の支払は同じ5000円・・・。

30万でも50万でも毎月5000円・・・。

いくらカードを使っても、毎月の返済は増えないのです。

そうなるとなんだか金銭感覚も麻痺してきちゃいますよね。「毎月5000円なら余裕でしょ!」みたいになっちゃう訳です。

カード会社もしきりにリボ払いに対してポイントを付けたりしていますよね?いかにもリボ払いにするとお得ですよ!といった感じに。

逆に言えば、カード会社からするとそれだけポイントを付けたとしても、元が取れるくらいリボ払いで利息や手数料を稼ぐことができるということに他なりません。

つまり、リボ払いにすればするほどカード会社が儲かり、消費者が損をする仕組みとなっているのであります。

毎月の支払額の低さで借金(借入)の認識を薄めて、「合法的に借金を膨らませ、金融リテラシー弱者から搾取し続けるシステム」に他なりません。

リボ払い=借金という認識を持つ

借金している感が少ないために、リボ払いを借金と認識していない方も非常に多くいらっしゃいます。

ただし、金融機関から見れば、リボ払いは借金と同じです。

特に審査の厳しい投資マンションローンにおいては、確実にマイナス要因です。

「リボ払いにしなきゃいけないくらいお金に余裕ない人なのね」と見られてしまいますし、事実、リボの残高は借金(負債)そのものとして見れらます。

リボ払いを完済せずに他の投資

これは最近非常に多く見受けられます。

リボ払いを借金と認識していないせいか、リボ払いは放置しているけど、他の投資(株式など)はやっている人もいます。

上記でもお話ししましたが、リボ払いの年利率は15%前後です。

消費者側から見れば年間で15%以上の利率で資産が目減りしていると言ってもいいでしょう。

もし、仮に年利率15%以上で投資運用できる方であれば、リボに返済するよりもどんどん投資にお金を回した方がお得でしょう。

ただし、そんな高利回りで資金運用できる超人が世の中に一体何人いるのでしょうか。

そもそも、そんな超人はリボ払いなんて選択しないでしょうが。

リボ払いをしながら、他に投資をするということはつまるところ「資産を増やそうと必死に努力しながら、資産が確実に減っていくという非常に無駄な行為」なのであります。

先ずはリボ払いの完済。

何はともあれ、リボ払いしてる人はできる状態ならすぐに完済すべきです。理由は上記の通りです。

私自身も過去にキャッシングやリボ払いで苦しんだ経験がございます。

そのお話は過去記事を参照してください。

リボ払いも残高が多くなれば「PPAP状態」になりかねません。

ローン審査に落ちる理由・原因はPPAP。CICの見方を詳しく解説

投資で資産を増やしたいな!とお考えの方であれば、先ずはリボ払いを完済して、それから投資をしてください。

じゃないと穴の開いたバケツで水をすくっているようなもので、いつまでたっても水(資産)はたまりません。

おまとめローンについて

基本的にはどんな投資であっても手元資金が必要となってきます。

ただし、不動産投資に関しては物件とその人の与信を担保にローンを組むことができるわけです。

与信については過去記事を参照してください。

不動産投資は「属性」と「与信」で成功・失敗が決まっちゃう!?

なので、場合によってはそのリボ払いやキャッシングなども一気に超低金利におまとめして、尚且つ不動産投資も始められる場合もあります。

こちらの「おまとめスキーム」については過去記事を参照してください。

キャッシングしてる人必見!借金を不動産投資で「おまとめローン」の裏技

上記記事でも記載してますが、毎月のキャッシングやリボ払いが無くなって、不動産という資産が残り、尚且つ毎月の返済も格安になるというものです。

ただし、アルバイトや無職の方ですと与信能力が無いためこのスキームを活用することはできません。

また、この手法は限りなくブラックに近いグレーなスキームなのであまりお勧めはできません。