不動産投資ローンの審査期間中にやってはいけないこと4選

不動産投資を行う際に、ほとんどの方が融資を利用します。

融資期間中も自分自身の個信(個人信用情報)は常に審査されていると考えてください。

審査中に行うと非常にマズイ行動もあります。

今回はそんな融資審査中にやってはいけないことをまとめました。

自分の不注意で融資審査に落ちてしまわないように注意しましょう。
※動画ではさらに詳しく解説しております。

新たな借り入れや借入申し込み

審査期間中に、新たな借り入れや借入の申し込みをするこは絶対にNGです。

よくあるのは融資を受けて車の購入や自宅のリフォームをする場合です。

申込をするだけなら大丈夫では?バレないのでは?

と思うかもしれませんが、信用情報には借り入れ申し込みや借入の打診履歴などが直ぐに反映されるようになっています。

不動産投資に融資をしてくれる銀行も当然にその信用情報を見ています。

仮審査(事前審査)でOKがでていたとしても、金融機関によっては決済の直前に再度、信用情報を確認する場合も多いです。

不動産投資の借入申し込み時には無かった借入打診の履歴が、審査期間中に新たに出てくると審査に大きくマイナスとなります。

銀行からすれば、「この人は他の金融機関にも何かしらの借り入れしようとしている・・・、大丈夫か・・・」となってしまう訳ですね。

もし、どうしても審査機関中に借り入れの必要がある場合には事前に必ず不動産会社に相談するようにしましょう。

転職や退職

不動産投資ローンの審査は、今現在の勤務先や勤務年数などの信用を考慮して審査を行います。

なので、転職や退職をしてしまうとその信用もリセットされてしまいます。

もちろん転職したから必ず審査に落ちるという訳ではないですが、事前の相談なく転職の事実が審査期間中に判明した場合は非常に印象が悪くなります。

最悪、退職した場合などは基本的に審査に落ちるという認識でいてください。

金融機関は安定した企業や給与収入を担保に融資する訳ですから、転職・退職という事実はその審査の根底を揺るがすことになりかねません。

クレジットカード作成や申し込み

昨今は、クレジットカードを作成するだけでポイントがついたり、現金がキャッシュバックされるようなキャンペーンが盛んに行われています。

クレジットカードを作るだけで、実際に使わなければ大丈夫では?

と思うかもしれませんが、クレジットカードを作成・申し込みするという行為は実は非常に危険です。

こちらも個人信用情報に申し込み・作成の打診履歴が掲載されます。

結論からいうと「個信を傷つける行為」となる可能性が高いです。

クレジットカードにはキャッシング機能が付いたものも多く、簡単にお金を借りることができます。

例えば100万のキャッシング機能がついたクレジットカードがあったとしましょう。

1枚なら100万までしか借りられませんが、そのようなかカードを複数枚所有している場合はどうでしょう?

数百万というお金を一瞬で借り入れできます。

また、キャッシング機能はついていないにしても、クレジットカードは上限額までの買い物ができます。

中には

クレジットカードで買い物⇒買った商品を直ぐに売却⇒現金化

という経緯で実質クレジットカードのショッピング枠を現金化するような使い方をする人もいます。

そうなれば現金を借り入れしているのと同じです。

よって、クレジットカードを大量に作成したり申し込みする行為=いつでも多額のお金を借りられる状態とみられてしまうので、審査中の金融機関からの心象は悪くなってしまうのです。

審査期間中の新たなクレジットカードの作成や申し込みは我慢しましょう。

リボ払いや割賦払い

これはクレジットカードや携帯の機種代金などの支払い方法です。

リボ払いや割賦払いに関しては過去記事をご覧ください。

リボ払いや割賦払いがなぜダメなのか?

それは毎月の返済比率に影響するからです。

毎月固定で支払わなければならない費用は全て返済比率に参入します。

毎月の固定費が多ければその分返済比率を圧迫することになります。

返済比率ギリギリで不動産投資しようとしている場合などは要注意です。

審査期間中にリボ払いなどを行ったせいで、既定の返済比率を超過してしまい、思ったように不動産の融資が受けられない可能性もでてきますので注意しましょう。

まとめ

基本的に不動産投資は融資を引くことが大前提となります。

上手く融資を引けるかどうかは、借りる人の属性(個信)が大切なポイントとなります。

ローンの事前審査通過で安心し、上記のようなNG行動をとってしまうと本審査で融資NGとなってしまうことも考えられます。

物件の引き渡しまでは上記の行動はできるだけ避けるように注意しましょう。