住信SBIネット銀行が投資用マンションローン開始(アイキャッチ画像)

投資用ワンルームに融資をしてくれる新たな銀行情報をキャッチしました。

その銀行は「住信SBIネット銀行」です。

日本のネット銀行で、三井住友信託銀行50%とSBIホールディングス50%の共同出資会社になります。

気になる融資条件や金利など細かく見ていきましょう。

※動画でさらに詳しく解説してます。

融資の金利は1.55%

融資金利は1.55%で現状、ワンルーム投資業界においても最安圏の金利になります。

ワンルーム投資の金融機関別金利ランキング

保証会社

保証会社はジャックスです。

ソニー銀行(ジャックス保証)やイオン銀行(ジャックス保証)と同じですね。

融資対象者

申込時の年齢20以上~65歳以下となります。

完済時年齢は80歳未満なので、ソニー銀行の84歳完済に比べると40歳後半の方は35年ローンが厳しくなります。

前年度年収400以上と、こちらもソニー銀行やイオン銀行と同じです。

国内にお住いの方(外国人の方は永住権取得済みの方、帰化された方)が対象となります。

融資期間

最長35年ローンが可能です。

融資金額

マックス1億円まで

金利タイプ

変動金利(短期プライムレート連動)

金利は4月と10月の年2回の見直し。

返済方法

返済額は5年間一定。

125%ルールの適用。

取り扱いのエリア

東京23区、神奈川、大阪、兵庫、京都、愛知、福岡の主要都市

武蔵野市や三鷹市などの東京23区外は取り扱い不可

団信の詳細

「スゴ団信」という商品になります。

39歳以下の方であれば基本的に

  • 3代疾病の50%保証が金利上乗せ無しでついてくる
  • 40歳以上の方で、三大疾病などのオプション加入に年齢制限が無い(通常は加入時の年齢制限があり多くが50歳未満、よくても56歳未満など)

ので、現状の投資用マンションローンの中では最も良い条件の団信と言えます。

住信SBIネット銀行の団信について

39歳までの方

金利上乗せ無で一般団信、全疾病保障、3代疾病50%保証。

金利上乗せ0.2%で三大疾病100%保証

実行時に40歳以上の方

金利上乗せ無で一般団信、全疾病保障

金利上乗せ0.25%で三大疾病50%保証

金利上乗せ0.4%で三大疾病100%保証

ローン事務手数料

ローン事務手数料は高めです。

融資金額×2.2%+5.5万円の手数料がかかります。

繰り上げ返済手数料

一部繰り上げ返済&全額返済の手数料は無料です。

ソニー銀行と同じですね。

住信SBIネット銀行の使い勝手は?実際のところ

正直最初の事務手数料が高すぎて、低金利のメリットを潰してしまっている感が否めません。

例えば、住信SBIネット銀行とソニー銀行を比較した結果は以下の通りとなりました。

保有期間が10年以内ならばソニー銀行の方がお得

住信SBIネット銀行とソニー銀行の融資条件の比較

保有期間10年の場合の住信SBIネット銀行とソニー銀行の比較結果

確かに住信SBIネット銀行は金利が低いです。

しかしながら諸経費が大きくかかるため、その回収にかなりの時間を要します。

それに比べるとソニー銀行が金利は若干高いですが、諸経費が安い為、保有期間によっては住信SBIネット銀行よりも有利になる場合があることが分かりました。

具体的には保有期間が10年以内であればソニー銀行の1.75%を選択したほうがお得です。

保有期間11年以上は住信SBIネット銀行がお得

保有期間が11年以上になる場合には住信SBIネット銀行を選んだほうがお得であることがわかりました。

住信SBIネット銀行とソニー銀行の金利比較(11年間保有した場合)

※繰り上げ返済や一括返済の手数料に関してはどちらも手数料がかからないので、考慮していません。

まとめ

今回の住信SBIネット銀行のように低金利の銀行がでてくるのはユーザーからすると非常に嬉しいことですね。

ただし、低金利だけならメリットですが、それに対しての初期費用などが高いと低金利のメリットを潰してしまうことも考えられます。

保有期間やお客様の属性によっては特にメリットが無いこともあります。

金融機関選択は自分の目的と照らし合わせ総合的に判断するようにしましょう。