不動産投資の夜逃げシリーズは過去にもいくつか記事や動画をアップしました。
不動産投資をしていて「夜逃げ」は物件オーナーにとって非常に深刻な問題です。
賃料回収ができず何カ月も滞納期間が続いたり、原状回復に多額のお金がかかったり、踏んだり蹴ったりな状況です。
しかしながら、今回はそんな夜逃げが結果的にオーナーにとって利益をもたらす結果となりました。
普通に考えれば「どういうこと!?」と思われるかもしれません。
夜逃げ発生の経緯からその後のお金の流れまでしっかりと順番に解説していきましょう。
※動画でさらに詳しく解説してます。
以下の過去の夜逃げに関しての記事や動画もご覧ください。
目次
夜逃げ発生
2022年の初旬頃より、賃料滞納が発生しました。
保証会社に加入していたので、滞納分の賃料は全て保証会社からオーナーに支払われている状況です。
この時点ではオーナーに特に負担などはありません。
9月頭に入居者に連絡すると電話には出るのですが、
「お金は払えない。」
「もうその部屋には帰っていないとのこと。」
この時点で夜逃げは確定となりました。
残置物の撤去
動画を見てもらえればより分かりやすいですが、お部屋の中にはかなりの残置物がありました。
よって、10月初旬に保証会社がこれらの残置物を撤去する流れに。
物件のスペック
場所:都内
賃料:148,000円(家賃130,000円+管理費18,000円)
広さ:40㎡
間取り:1LDK
の築浅物件になります。
残地物を撤去しお部屋のクリーニングへ
残置物の撤去は丸1日かかったようです。
そして、そこからクリーニング、原状回復の見積りに。
こちらが原状回復の見積費用です。
267,575円です。
入居時から敷金として130,000円を預かっていたので、それをそのままこちらに補填。
そして、保証会社から家賃1カ月分(130,000円)の原状回復費用がでたのでそれもそのままこちらに補填。
実際のオーナーさん負担は7575円となりました。
ほとんどお金をかけずにお部屋もきれいにできました(10月後半)。
賃料を上げて入居募集
賃料相場を調べて、160,000円の家賃で入居者を募集しました。
入居募集からわずか1週間で申し込みに。
11月頭からの入居となりました。
保証会社の賃料保証期間
保証会社の賃料保証期間が11月の末日までです。
入居者は11月頭からの入居なので、
- 入居者の賃料
- 保証会社の保証賃料
で11月に関しては賃料のダブりが発生し、合計で約30万もの賃料が入金されることになりました。
結果として夜逃げ万歳な状態に
今回は入居者も早急にきまったこともあって、結果として
- ほぼ無料でお部屋がきれいな状態に(動画をご覧ください)
- 賃料がダブって11月は2カ月分の賃料が入金(約30万)
- 賃料が12,000円/月アップ
良いこと尽くめな状態となりました。
まとめ
入居者が夜逃げすると、基本的にオーナーさんに負担がでてしまうことが多いです。
しかしながら今回のように逆にオーナーさんにとって利益をもたらすような事例もありました。
ここでも保証会社の大切さがご理解いただけたかと思います。
また、夜逃げ後の賃貸管理会社の後処理や賃貸募集などしっかりと連携が取れていたのも成功の要因でしょう。