
ヤマトクレジットファイナンスって聞いたことありますか?
宅急便で有名なクロネコヤマトはご存知ですよね?
あのヤマトグループの金融部門でショッピングクレジットなどを扱っている会社です。
実はそのヤマトクレジットファイナンスでカードを作ってしまうと、投資マンションのローンが組めなくなるというのです。
カードを作っただけで、ローンが組めなくなる・・・
にわかに信じがたい話ですね。
その驚きの理由を調査してみました。
目次
グーグルで検索してみると・・・
検索候補で「ヤマトクレジット アムウェイ」の文字が。
アムウェイと言えばネットワークビジネスで非常に有名ですね。
では、ヤマトクレジットとアムウェイで何の関係があるのでしょうか。
ヤマトクレジットのハウスカードの存在
ヤマトクレジットで作ることができるのはクレジットカードではありません。
ハウスカードと言われるちょっと特別なカードです。
一般的なクレジットカードは国際ブランドのVISAやMASTERやJCBが付いています。
しかし、このハウスカードにはそれが付いていません。
じゃあ買い物出来ないじゃん!
って思いますよね。
違うんです。
ハウスカードというのは「特定の店舗のみ」で使用出来るクレジットカードのことなんです。
アムウェイ製品を購入するためのハウスカードの存在
アムウェイにお取り組みされている方ですと、商品を購入するためにハウスカードを作り、実際に使用されている方も非常に多いかと思います。
このハウスカードはヤマトクレジットに直接申し込むことはできません。
つまり、アムウェイを通じて申し込むことになるのであります。
よって、このヤマトのハウスカードを所有しているということは、アムウェイのディストリビューターである可能も高くなります。
ディストリビューターとは
身近な人にお気に入りの製品を小売りしたり、アムウェイ・ビジネスを勧めたりしながら、「人から人へ」製品の流通ネットワークを広げていく。
その役割を担っているのが、アムウェイ・ビジネスの主役であるディストリビューターです。
【日本アムウェイHPより】
ではなぜそのハウスカードを持つと投資マンションのローンが組めなくなるのか?
どうも納得がいきませんよね。
ネットワークビジネスは金融機関からの見方が良くない
投資マンションローンの審査でネットワークビジネスはマイナスに見られます。
実際に一生懸命ネットワークビジネスに取り組んでいる人からすれば「ふざけるな!」と言いたくなるかもしれませんが、本当のことなので仕方ありません。
投資マンションの営業マンや生保の営業マンからすれば「あるある」ですが、ネットワークにはまっている人は借り入れをしている人の割合が非常に多いです。
総じて「お金を持っていない人」が多いのです。
金融機関からすれば、そのような人に当然お金は貸したくないですし、借り入れがなかったとしても借りる可能性がある人は警戒しますよね。
また、その逆にネットワークで大成功すれば、それはそれで仕事を辞めてネットワーク一本になりそうですし。
金融機関はその人の勤務先や勤続年数、年収などから安定した収入が継続的に得られるような人を好んで融資します。
その人の与信も大切な融資基準の1つなのです。
※与信については以下の記事で詳しく解説しています。
※不動産投資は「属性」と「与信」で成功・失敗が決まっちゃう!?
なので、ネットワークビジネスというのは金融機関の融資基準から大きく外れてしまうのです。
ハウスカードを所有しても投資マンションの審査を通過した事例もあり
ヤマトクレジットのハウスカードを所有していても、投資マンションのローン審査に通過した事例もあります。
なので、絶対に審査に通らない!
という訳ではありませんので誤解のないように。
しかし、審査では確実にマイナスになります。
金融機関は本当に細かくお客さんの与信を調査しているのです。
使っていないのならすぐに処分すべし
使ってないカードをずっと更新したりしている人がいますが、使わないカードは直ぐに処分してください。
そもそもクレジットカードを大量に所有していること自体が、審査でマイナスになります。
金融機関としては、
「クレジットカードを大量に所有して、そんなにお金に困っているのか?全てのカードでマックスまでお金を借りたら・・・」
と最悪の想定まで考えます。
なので、不必要なカード(クレジットカード、ハウスカードなど)は直ぐに処分してください。
カードを処分して一定期間が経過すれば、信用情報からもそのカード情報は消えていきます。
信用情報やローン審査については以下の記事で詳しく解説しておりますのでご覧ください。
金融機関も既に消えてしまった情報までさかのぼることはできません。
出来る限りまっさらな状態で融資審査を受ける為にも、カードを断捨離して与信をきれいにする努力をしましょう。