最近表題にある区分のワンルームマンションを所有している方に「低金利で借り換えしませんか?」と持ち掛け実際に借り換えはしない、という「借り換え詐欺」の悪質な事例を聞きましたので、注意喚起致します。
このブログを通じて区分のワンルームマンションの借り換え相談をよく受けるのですが、最近相談を受けた方が、2年ほど前にまさにこの「借り換え詐欺」に会ったとのことでした。
目次
借り換え詐欺会社
その会社名は「ワールドマンホールネットワーク株式会社」です。
ただし、こちらの会社は既に倒産しているようです。
ワールドマンホールネットワーク(株)(所在地:東京都目黒区駒場*** )は4月13日、東京地裁において破産手続きの開始決定を受けました。
破産管財人には、藤原寛弁護士が選任されているとのこと。
破産債権の届出期間は平成28年5月11日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年7月22日午後2時30分。
事件番号は平成28年(フ)第2379号となっています。
■会社概要
商号
ワールドマンホールネットワーク株式会社代表者
代表取締役会長 北村 了
代表取締役社長 鈴木 修一
取締役 青山 敏一住所
〒153-0041
東京都目黒区駒場1丁目31番5号電話番号
03-5790-7773FAX番号
03-5790-8282資本金
900万円設立
平成24年3月事業内容
不動産の売買・仲介/ビル・マンション管理業務/損害保険代理業/顧問会計士
駒木根会計事務所顧問弁護士
仙台あさひ法律事務所社会保険労務士
小泉事務所提携会社
ヒルトップキャピタル合同会社
ネット上を見ると、社名を変更して、今なお同じような手口を繰り返しているようですので、ご注意下さい。( 代表者の名前を検索すると良からぬ記事が山のように出てきますので。)
借り換え詐欺の手口
先ず、事の発端は一本の勧誘電話からです。
既にいくつかワンルームマンションを所有している方で、高金利の銀行さんから融資を受けていたこともあり、毎月の収支が大きくマイナスになっていたので、なんとか収支改善できないものかと考えていた矢先のことだったようです。
「借り換えで低金利になれば収支改善できますよ」
というセールストークを信じて実際に業者と面談したそうです。で、業者に伝えられたこととしては、ざっくり書くと
「物件を新規で購入してくれたら、その後に、全物件低金利で借り換えしてあげる。」
というものだったようです。
相談者さんはその言葉をそのまま信じてしまい、板橋の中古物件を高金利で有名なスルガ銀行から融資を受けて購入したようです。そして、物件を購入した後、業者は態度を一変させ「借り換え?何の話ですか?」とシラをきり、借り換えをしない!という非常に悪質な手口であります。
このブログで何度も口述しておりますが、実際にワンルームマンションの借り換えを個人で動いて成功させるのは非常に難しいですが、優良な不動産業者を通せば、区分のワンルームマンションでも低金利に借り換えはできます。
その理由については長くなりますが以下の記事をお読みください
借り換えは業者を通さなければならない。それを逆手に取った手口
区分のワンルームマンションに関しては、基本的に不動産業者を通して「借り換え」するのがオーソドックスなパターンであります。もちろん例外として、個人で取引のある銀行に直接働きかけて借り換えを成功させた事例も聞いたことはありますが、事例としては非常に少ないです。
区分のワンルームマンションの借り換えのみを不動産会社が進んでお手伝いしてくれることは先ずあり得ません。なぜなら、上の3つの記事でも記載しておりますが、不動産会社にとって全くメリットが無いからです。
ただし、その借り換えをしてくれる不動産会社から1件新規で物件を購入します!というのであれば、話は別ですよね。それであれば業者にとっても利益が出ますから頑張って借り換えをしてくれるでしょう。通常であれば・・・
今回の借り換え詐欺は、お客様側と業者側が一見WIN-WINな関係であるように見えてしまうのでタチが悪いですね。しかも話がシンプルなので分かりやすいですし。
では、どうしたらこのような詐欺に引っかからないように上手く業者を使って借り換えできるのでしょうか?
借り換え詐欺にあわないために
■借り換えと新規物件購入を同時提案された場合は、必ず「借り換え」を先に実行させる。新規物件を購入するのであれば借り換え後に行う。
必ず「順番」に注意してください。
そもそも新規物件を購入してしまうと、総額の借り入れも増加するわけです。それを新たに低金利で借り換えするとなると、普通に考えて借り換えの敷居も高くなる訳です。
つまり、物件購入後に借り換えできるんであれば、物件購入前に借り換えできるはずなんです。
なので、新規物件購入してから既存物件を借り換えしましょう!と業者から提案を受けた場合には先ず詐欺を疑ってください。
・詐欺パターン
新規物件購入⇒既存物件の借り換え
・通常パターン
既存物件の借り換え⇒新規物件購入
借り換えはとにかく先にやるようにしてください。
・借り換えの提案を受けているが本当に自分にベストなプランかどうか分からない。
・新規物件購入せずに借り換えだけしたい。
・借り換え情報など詳細が知りたい。
・収支改善したい。
当てはまる方は下記のお問合せフォームよりメール下さい。
※最近「借り換え」のお問合せが非常に多く、出来る限り早い対応を心がけておりますが、返信に多少お時間を要する場合もございますので、予めご了承下さい。必ず返信は致します。
借り換え持ち込みは提携業者かINVASE社から
不動産業者にとって借り換えは何のメリットもありません。
手間だけかかってお金が入ってこない・・・
そんな案件です。
なので、一般的には
- 借り換え手伝ってあげるから新規の物件も購入してね
というパターンがほとんどです。
また、借り換えをにおわせて先に新規物件を購入させて、借り換えをせずに逃げるという「借り換え詐欺」も横行しておりますので注意しなければなりません。
※マンション投資ローンの借り換え詐欺に要注意!詐欺業者の手口を暴露
借り換え詐欺の相談。
ワンルーム2件保有で、仲介業者から1件売却すれば残り1件は借り換えできる!と言われ、売却損だして売却(足りない分はフリーローンまで組ます)。結果借り換えできず。
そちらの仲介業者の企業理念がこちら
「我々は目先の利益を追及しない!」だって。— 東京1R (@fudousan_toshi) February 3, 2022
それらのリスクを考えると、借り換え専門業者のINVASE社からの借り換え持ち込みが現状最も効率的と考えられます。
こちらの会社様は投資物件専門の借り換え業者様になります。
独自の提携ローンなどを開拓しており、想像以上の借り換えメリットを享受できるかもしれません。
無料で借り換え診断ができますので、是非下記リンクよりお試しください。