ワンルームマンション投資を始めると必ずかかる2つの税金があります。
それが、
- 固定資産税
- 不動産取得税
です。
今回は不動産取得税について、実際に都内ワンルームマンションだといくらかかるのか?
どうやって計算するのか?
詳しく見ていきましょう。
固定資産税については以下の記事で詳しく解説しております。
※ワンルームマンション投資の固定資産税はいくら?計算方法を解説!
目次
そもそも不動産取得税って何?
不動産取得税とは、不動産を取得した際に、1度だけかかる税金のことです。
固定資産税は毎年かかりますが、不動産取得税は購入して一回だけかかる税金です。
いつ納税通知が来るかは市区町村によってばらつきがありますが、およそ購入後3カ月から12カ月ぐらいのどこかで、物件所在地の都道府県から請求が来ます。
金額が大きいのでしっかり事前に把握しておきましょう。
ワンルームマンション投資の不動産取得税は大体いくら?
物件の所在地や築年数にもよりますが、都内の築浅ワンルームであれば、大体10万~20万程度になります。
では、その不動産取得税はどうやって計算するのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
ワンルームの不動産取得税の計算方法
不動産取得税を計算するにあたり、土地と建物それぞれに分けて計算しなければなりません。
それぞれの計算方法を見ていきましょう。
ワンルームの土地の不動産取得税の計算方法
- 土地の不動産取得税=土地の固定資産税評価額×3%÷2
赤線で囲った①の部分が土地の固定資産税の評価額です。
4憶9000万!?
高い!と思われるかもしれませんが、実はこれはそのマンション一棟の土地の評価額です。
この①の数字に3%をかけそれを2で割ったものが一棟の不動産取得税です。
これをお部屋の持ち分で按分するわけですね。
持ち分は③の青線部分に書いてあります。
先ずは一棟の不動産取得税を出します。
493,773,940×3%÷2=7,406,609
これをお部屋の持ち分で按分します、
7,406,609×(2211÷223417)=73,297円
これが、このお部屋の土地部分の不動産取得税です。
ワンルームの建物の不動産取得税の計算方法
- 建物の不動産取得税=建物の固定資産税評価額×3%
黄色の線で囲った②の部分が、部屋部分の固定資産税評価額です。
こちらの数字は一棟ではなく、既に区分所有分の価格なので按分の必要はありません。
よって、
2,670,300×3%=80,109
これが、このお部屋の建物部分の不動産取得税です。
土地と建物の不動産取得税を合計すると
73,297(土地の不動産取得税)+80,109(建物の不動産取得税)=153,406円
となります。
固定資産税に比べて、約2倍近くのお金がかかってきます。
購入後の忘れたころにやってくるので要注意ですね。
まとめ
ワンルームマンション投資をするにあたって、必ず必要経費が掛かってきます。
固定資産税は毎年かかる税金ですが、不動産取得税は購入して一度だけかかる税金です。
しかし、固定資産税に比べると、約2倍の負担が一気にやってくるのでしっかりと事前準備をしておきましょう。
東京1Rのシミュレーションでは、固定資産税や不動産取得税も計算に入れたうえでマンション投資のシミュレーションできます。
購入前の方は1R投資シミュレーションを是非使ってみてください。