株式投資などのトレードを行う際に、銘柄の選定が重要となるのですが、動きの少ない市場に入っても収益を上げるのは難しいと言えます。
そして、中級者や上級者の多いデイトレードデビューするのであれば銘柄の選び方も重要です。
今回は、株式投資する際に銘柄ってどう選ぶ?個別株の見極め方!についてお伝えします。
銘柄って何?
そもそも銘柄って何のこと?といった投資初心者の方もいることでしょう。
銘柄とは、特定の企業であったり商品や証券などを識別するための名称や記号のことを指します。
そして、トレーダーとして最初に知るのは、株式銘柄となるケースが一般的となります。
株式銘柄は、富士通や本田技研やパナソニックホールディンク、Appleやテスラといった企業名となります。
また、銘柄コードといった番号が企業ごとに振り分けられているため、その番号で銘柄(企業)を検索することもできます。
また、銘柄には、さまざまな種類があり、株価指数で使われる日経平均採用銘柄、日経株価指数300採用銘柄、日経500種平均株価採用銘柄や、証券取引所で使われる上場銘柄、上場廃止銘柄、制度信用銘柄、貸借銘柄など幅広く使われています。
銘柄の選び方
実際に個別株を購入する際に、どの企業が良いのかといった判断を付けるとなると、非常に苦労するという方も多いことでしょう。
まず、大手企業や人気企業が配当を毎年欠かさず出せているという状況であれば、長期保有する株としても人気が高く、安定した業績を残せているため、さらなる成長にも期待が持てます。
また、短期取引きとなるデイトレードを行うトレーダーにとっては、値動きが激しいチャートでなければ、大きい利益を上げることが難しいため、値動きのある銘柄選定が必要です。
そして、現在は落ち込んでいるけれど回復の見込みがあったり、将来性のある新興企業の株などを購入する方もいます。
このように、銘柄を選定する基準はさまざまなのです。
そのため、銘柄を選ぶ際には、自身の投資手段であったり、収益の目標値などを明確にして、その条件に見合う企業選定を行っていかなければなりません。
デイトレードで大きく勝ちたいと考えていても、活発に動かないチャートに張り付いていても、取引きが行えず収益を上げられない、損益幅が非常に小さい動きとなり、儲からない・損ばかりするといった状況にも陥りますし、値動き幅が激し過ぎて長期持つには不安定といった銘柄もあります。
そのような見極めが行えないと、まず投資では失敗する可能性がありますので、銘柄選びをする際には、自身の投資手段や元金に、企業の資産状況や経済動向など、さまざまなポイントから見極め選択しなければなりません。
業界の成長を見極めよう!
経済成長する企業の特徴を見極めるためには、銘柄の配当利回りや利益の一部を配当として支払っているか調べたり決算書などを確認することで、前年の伸び率や市場でどれだけの競争力を持って利益を齎したか調べる事でも成長率を判断できます。
また、決算書などの情報は企業ホームページから確認ができるため、ほんの少しの労力を費やすだけで集められる情報となります。
特に長期投資を行う際には、必ず確認しましょう。
情報収集や活用をせずに投資を行うことはリスクを伴うことにもなりますし、成長株を見逃す可能性も考えられます。
そして、政治的な不安定性や景気動向などのニュースや業界へ影響を与える情報は確実にチェックすることが重要です。
低PBRの銘柄をチェック!
2023年3月に、東京証券取引所は株価純資産倍率(PBR)が低いプライムとスタンダードの2市場に上場する約3300社に対し、改善策を開示・実行するように要請しました。
これは、投資家から預かっている資金の活用法であったり、利益の割に株価に反映されない経営を行っている企業が多いといった現状が問題視されており、その状況を打破しなさいという活を、東京証券取引所より入れられたことで、注目を集めているのです。
この活を入れられた企業の中には、皆さんが知っている大手のトヨタ自動車やENEOSに大林組など日本でも業界トップクラスの企業がPBR1倍以下となっているので、お宝株とも考えられているのです。
このように、個別株を選定する際には、低PBRの銘柄を探すのも非常に重要なポイントでもありますので情報収集も大切となります。
そして、発表後には日本株の評価も高まってきている状況ですので、上手な銘柄選びを行いましょう。
まとめ
近年、NISAなどの投資に興味を持つ方が増えていることもあり、株式投資を行う際に情報を仕入れて資産を増やしたいと考える方も多いことでしょう。
しかし、分散投資するにも個別株を購入する際に、どこに投資すれば良いのか調べられないという方は非常に多いため、時事や経済などのニュースにも耳を傾けてみましょう。
そして、低PBRの中にも、成長しそうな銘柄も非常に多いこともあり、決算書や企業の資産や利益などを確認して伸び率の高そうな銘柄を選定していくことをおすすめします。