投資用のワンルームマンション売却後、火災保険の解約手続きを忘れていませんか?
実は火災保険の解約手続きを忘れると損をしてしまう可能性があります。
今回はそんな火災保険の解約の手続きとその方法、タイミングなど詳しくお話ししていきます。
※動画でも詳しく解説しております。
目次
マンションを売却したら火災保険はどうなる?
マンションや戸建ての不動産をローンを使って購入した場合、ほとんどの方が火災保険に加入されます。
ローンを使う場合はほとんどがその貸出元の銀行が第一受取人となっております。
火災保険の保険期間は2015年以前に購入されている方であれば多くの場合保険期間35年一括で、購入時に支払いしてるかと思います。
それ2016年以降のかたは保険期間10年の一括払い(10年ごとに更新)タイプが多いかと思います。
例えば、その保険期間中に不動産を売却した場合は、保険期間が残った状態で物件を手放すことになります。
その場合は、残った保険期間のすでに支払い済みの保険料が戻ってきます。
解約はいつするの?
解約をするタイミングは物件の決済(引き渡し)が終了した後に行いましょう。
例えば、売却の契約が決まっても決済前に何らかのトラブルで物件が売却できなくなる可能性も十分に考えられます。
不動産の売却は契約から引き渡しまでに時間がかかりますので、その期間中に間違っても解約などしないよう注意しなければなりません。
売却してから解約をすると、売却日(決済日)から実際の保険解約までのタイムラグが発生してしまいますが、基本的に決済日に遡って保険料の解約ができますので焦って解約する必要もありません。
いくら戻ってくるの?
保険料がいくら戻ってくるのかは、保険会社や契約年度によって様々です。
よって、詳しい金額は加入保険会社に問い合わせをしてしっかりと確認するようにしましょう。
解約し忘れてた!その時はどうしたら?
ご安心ください。
申請すれば基本的に売却日に遡って解約できます。
しかしながら、火災保険は物件を売却すると自動的にも戻ってくるものではありません。
よって、所有物件を売却した場合は、自分自身で火災保険の解約手続きを行いましょう。
解約手続きの方法は?
加入者本人が、火災保険会社に電話で連絡してください。
そうすると、自宅に火災保険の解約申請書類が送られてきます。
その書類に必要事項を記入し、返送するだけです。
場合によっては、売却の売買契約書などが必要になることもありますので、売却書類は捨てないように念のため自宅に保管しておきましょう。
解約前の注意点
火災保険の解約前に、保険適用で修繕などができる箇所があればその保証をしかっかり受けるようにしましょう。
火災保険の適用範囲は、火災だけでなく自然災害なども含まれます(水災など)。
仲介などで物件を売却する場合には、物件に瑕疵などがあった場合は前オーナー負担でその修繕を行わなければならない可能性もあるため注意しましょう。
地震保険も同様
火災保険とセットで地震保険に加入されている方もいるでしょう。
この地震保険に関しても考え方は火災保険と同様です。
しかしながら、地震保険は保険期間が火災保険と同等でない場合などもありますので、地震保険料が戻ってくるか否かはやはりその加入期間と売却時期によります。
まとめ
不動産売却後の火災保険の解約は忘れがちです。
特に投資用のワンルームマンションに関しては、購入時の諸経費をサービス(業者負担)などで購入している方が多く、火災保険に加入している認識の無い方が非常に目立ちます。
しっかり手続きして取り戻せるものは取り戻しましょう。