SBI証券や楽天証券などの証券会社ってどう選ぶべき?

株の発行元の会社と投資家、または投資家と投資家の間に立って、株式の売買の取次ぎや引受けなどを行う会社となるのが証券会社の役割となります。

今回は、SBI証券や楽天証券などの証券会社ってどう選ぶべき?についてお伝えします。

証券会社とは?

証券会社とは、金融商品の売買や取引を仲介し、投資家に対してさまざまな金融商品にアクセスできるようにする企業のことを指します。

これらの企業は一般的に証券取引所や市場で取引される様々な金融商品を提供し、個人投資家や機関投資家が購入や売却を行うプラットフォームを提供しています。

証券会社が提供する主な金融商品には株式取引や債券取引などがあります。

株式取引とは、企業の株を売買することで、利益を生み出す投資となります。ただし、証券取引所へ直接的に株を購入したり、売却することはできません。

証券会社を介さなければ取引きが行えませんので、株式取引を行う場合には、まず証券会社で口座を開設する必要があります。 

債券取引は、国内外の国や地方公共団体、民間企業などが、資金を調達するために発行する借用証書のようなものとなります。投資家が債券を購入すると、保有期間中の利子と満期時に元本が償還されることが発行体により締結されています。購入した債権は、満期まで保有することもできますし、途中で売買することも可能です。しかし、債権を発行した発行体が倒産などによりデフォルトになると、約束が履行されない場合があるので、注意しなければなりません。

この他にも、投資信託や外国為替(FX)取引などの金融商品を、証券会社が取引を仲介し、投資家に市場情報や研究レポート、アドバイスを提供します。

また、オンラインプラットフォームを通じて投資家が自ら取引を行えるような環境を提供するなど、近年は誰もが投資をやりやすい環境が整っています。

証券会社ってどう選ぶべき?

証券会社を選ぶ際には、自身の投資目標、取引スタイル、リスク許容度、サービスの品質など、さまざまな要因を考慮する必要があります。

証券会社ごとに、取引手数料や管理費用が異なります。そして、それは投資の利益に影響を与えます。

手数料が低い証券会社を選ぶと、投資のコストを削減できる可能性があります。

ただし、手数料だけでなく他のコストも考慮することが重要です。

また、自分が取引したい金融商品が提供されているか確認しなければなりません。

株式、債券、投資信託、外国為替(FX)、先物・オプションなど、希望する取引商品が含まれているかを確認しましょう。

そして、現在ではオンライン取引プラットフォームの使いやすさも基準となります。スマートフォンアプリの提供や、リアルタイムの市場情報が得られるかどうかも投資では重要ですので、口コミや評判の確認も行っていくことが大切です。

利用者の多い証券会社

日本で人気の証券会社は、現状ですとSBI証券や楽天証券が口座開設の多い証券会社となります。

楽天証券とSBI証券は、ともに日本の大手オンライン証券会社であるため、投資家に対してさまざまな金融商品の取引を提供しています。

以下に、それぞれの証券会社の特徴を紹介します。

楽天証券

1.手数料の低さ

・一部の商品において手数料が無料もしくは低額であることが特徴。特に積立投資や一部のETFに対する手数料が無料。

2.オンライン取引プラットフォーム

・オンライン取引に特化したプラットフォームを提供。使いやすいウェブブラウザやスマートフォンアプリを通じて、株式や投資信託の取引が行える。

3.積立投資サービス

・定期的に一定額の資金を投資信託に積み立てるサービスを提供。初心者向けのサービスとして人気。

4.外国株取引

・米国株式など一部の外国株式に対する取引が可能。

5.IPO取引

IPO銘柄に対する取引も提供しており、新規上場企業への投資が可能。

6.投資情報

・市場リサーチや企業情報、ニュースなどの投資情報を提供。

 SBI証券

1.多岐にわたる商品取引

・株式、債券、投資信託、外国為替(FX)、先物・オプションなど多岐にわたる金融商品を取り扱っている。

2.手数料体系

・一部の商品において手数料が無料もしくは低額であるが、商品によっては手数料が発生する。個別銘柄の買い付け手数料が無料などの特典もある。

3.オンライン取引プラットフォーム

・オンライン取引に特化したプラットフォームを提供。スマートフォンアプリも利用可能。

4.IPO取引

IPO銘柄に対する取引が可能で、新規上場企業に投資ができる。

5.SBIグループの連携

SBIグループの一員であり、他のSBIグループ企業との連携が図られている。

6.外国株取引

・米国株式や香港株式、中国株式など、外国株式に対する取引が可能。

どちらの証券会社も一部の共通点がありつつも、取引条件や提供サービスに違いがあります。投資家は自身の投資スタイルやニーズに合わせて、それぞれの特徴を比較し検討することが重要です。

また、最新の情報は公式ウェブサイトや各証券会社への問い合わせを通じて確認することをおすすめします。

 まとめ

 投資を始めようとする方は、多くの証券会社があり、どの証券会社を選ぶべきかなどの知識もないことでしょう。

まずは、ネットなどを利用して、それぞれのサービス内容を確認したり、人の口コミを参考にして、自身の行いたい投資方法ができる証券会社を選びましょう。

不安な方は、必ず投資アドバイザーや専門家に相談したり、情報を調べて安全性の高い投資を行っていくことをおすすめします。