皆さん、免許書を無くしたことってありますか?
財布を落としたりすると、免許証も一緒に紛失・・・
何てことは良くありそうですよね。
実は、免許証を一定回数無くしてしまうと、それだけで銀行でローンを組む際の融資審査に悪影響が出るという事実をご存知でしょうか?
あれ、自分は何回免許証紛失したっけ・・・・?
実は免許証を見れば一発で再発行の回数が分かる仕組みになっているのです。
※動画でも詳しく解説しております。
目次
免許証番号の12桁の末尾番号をチェック
上の図でいう赤矢印部分の番号です。
ここが免許証の再交付を受けた回数です。
0~2までなら安全圏です。
3になると、審査に影響してきます。
5以上になると、金融機関の融資審査がほぼ通らなくなってしまいます。
つまり、ローンが組めなくなってしまうという訳です。
免許書の再発行回数が多いとローンが組めなくなる2つの理由
- 単純にだらしない人と思われてしまうから
- 免許の二重取得、免許証のねつ造などで悪用しているのではないか?と疑われるから
であります。
免許証は銀行のクレジットカードやキャッシュカードと同じくらい大切なものです。
- そんな大切なものを何度も紛失してしまうような人ってどうなの?
- そんな人がこれから数十年に渡って、毎月定額のローン返済をキチンと出来るの?
と思われてしまうのです。
免許証の12桁の番号にはそれぞれ意味がある
先頭の2桁の番号
こちらは、初めて免許を取得した都道府県を示しています。
因みに東京都の場合はここの数字は30です。大阪なら62です。
3桁目から4桁目の番号
これは免許を取得した西暦の下二桁を現しています。
例えば、04なら2004年です。98なら1998年です。
5桁目から10桁目の番号
各都道府県の公安委員会が独自に決めている整理番号で意味は公表されていません。
因みに赤の網掛け部分は数字を単に読みやすくするためだとか。
11桁目の番号
チェックディジットと呼ばれる数字です。
入力ミスや偽造を防ぐために複雑な計算式で導き出された数字です。
5回以上再発行を既に受けている場合はどうすればいいの?
免許証の再発行を5回以上受けてしまうと、ローンを組むのが難しくなります。
しかし、身分証明書で運転免許証を提出しなければバレないのでは?
と思う方もいるでしょうが、過去の信用情報(カードを作ったり、ローンを組んだ履歴)で、身分証として免許証を提示している場合にはその履歴が残ってしまっている場合があります。
当然、審査をする金融機関もそれを見ることはできます。
すると、あれれ?
この人は免許証持ってるはずだけど、何故提出しないのだろう?
と不審に思われることもあります。
もちろんそのままスルーで審査に通過できる場合もあるでしょうが。
身分証明書は基本的に運転免許書以外でも可能です。
- パスポート
- マイナンバーカード
- 住基カード
などです。
事前に自分の免許証の末尾番号が3以上の場合は、予め自分自身の信用情報を取り寄せましょう。
主な信用情報機関は以下の3つです。
- CIC
- JICC
- 全国銀行協会
この3つを取得することで、過去のローンの遅延履歴も見れますし、今回の運転免許証を身分証として提出したか否かの履歴も確認することができます。
信用情報については以下の記事で詳しく記載しております。
※ローン審査に落ちる理由・原因はPPAP。CICの見方を詳しく解説
特に履歴が無ければ、運転免許証以外の身分証を代用して提出して問題ないでしょう。
履歴が残っている場合は、不動産の担当者に相談をお勧めします。
基本的に隠すことはしないほうが良いでしょう。
心証が悪くなります。
それであれば、事前に何故運転免許証をこれだけ再発行することになったのか?
の理由付けをしっかりして、審査に持ち込むのが一般的です。
以外と不動産の担当者によってはこの事実を知らずに、そのまま金融機関に提出してしまう営業マンも多いので注意してください。
運転免許の写真写りが悪い!等の理由で安易に再発行しない
たまにいるんです。
こういう方。
絶対にやめてください。
自分自身の信用を思いっきり落とすことになるので。
免許の再発行とローン審査の関係性をしっかりと理解しておきましょう。
クレジットカート作成やローンを組む際は免許書以外で対応する
免許証を無くすな!
といっても無理ですよね。
無くした方は皆さん無くしたくて無くしたわけではないですし。
よくお財布を落としてしまう方は、信用情報機関に運転免許証の履歴を残さないようにしましょう。
そのために、クレジットカードを作る際や、ローンを組む際に身分証を出来るだけ免許証以外のもので代用するしかありません。
まあ、ここに気を付けて、普段からしっかりと意識できるような方は免許証を無くすようなこともないのでしょうが。。。
いずれにしても、免許証を何度も無くすのはローンを組むにあたってとにかく不利になります。
その事実を知っているだけでも、今後の生活や、いざ融資を申し込む際の事前準備も変わってきます。