投資は国内?海外?国内ETFと海外ETFの違いについて

ETF(上場投資信託)や他の種類の投資は、世界規模で行うことができます。現代の金融市場はグローバルで相互に結びついており、投資家は世界中の異なる市場や資産クラスにアクセスできます。今回は、投資は国内?海外?国内ETFと海外ETFの違いについてお伝えします。

 

ETFなどの投資は世界規模で行える

ETF(上場投資信託)などの投資は世界規模で行えるため、その市場規模は大きくなり、経済効果の促進を視野に入れる投資や、安定性の高い国・企業を選べることが可能となります。そして、国内だけの投資では伸びの少ない市場では、リターンが少なくなるため、海外投資を行う方は少なくはありません。

 

ただし、海外市場の動向であったり、投資先の国や地域における政治的な不安定性や経済の変動は、投資に影響を与える可能性があります。地政学的リスクや国内外の政策変更にも注意が必要です。

 

国内ETFと海外ETFの違いについて

国内ETF(上場投資信託)と海外ETFの主な違いは、対象となる市場や資産の種類、通貨、リスク・リターンの要素などが挙げられます。

 

1.対象となる市場

国内ETF:主に国内の株式市場や債券市場に投資するETFです。例えば、日本国内の企業の株式や国内の債券に連動したETFがあります。

 

海外ETF:海外ETFは、国内の投資家が海外の株式市場や債券市場に投資するためのETFです。例えば、米国株式や新興国株式に連動したETFがあります。

 

2.通貨

国内ETF:通常、日本円建てで取引されます。投資家は日本円でETFを購入し、利益や損失も日本円で計算されます。

 

海外ETF:海外ETFは外国の市場や通貨に連動しているため、米ドルやユーロなど外国通貨建てで取引され、利益や損失も外国通貨で発生します。

 

3.リスクとリターン

国内ETF:国内ETFは主に国内の市場に連動しているため、国内経済の状況や通貨の変動が影響します。比較的安定したリターンが期待される一方で、国内市場の限定性があります。

 

海外ETF:海外ETFは国際的な市場に連動しているため、外国為替の変動や国際的な経済の影響を受けやすいです。リターンが高い反面、リスクも高まります。

 

4.投資対象の資産クラス

国内ETF:主に国内の株式や債券、REIT(不動産投資信託)などに投資するETFがあります。

 

海外ETF:海外ETFは国際的な市場にアクセスするため、海外の様々な資産クラスに投資することができます。例えば、米国ETFは米国株式や米国債に投資します。

 

5.運用会社と基準価格

国内ETF:国内ETFは日本の運用会社によって提供され、基準価格は通常日本の証券取引所で決定されます。

 

海外ETF:海外ETFは、外国の運用会社によって提供され、基準価格は外国の取引所で決定されます。

 

投資家は自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、国内ETFと海外ETFを組み合わせてポートフォリオを構築することがあります。これにより、地域や資産クラスの分散効果を高めつつ、リスクヘッジを行うことができます。

 

海外ETFに投資する際の注意点

 

海外ETFに投資する際には、いくつかの注意点があります。

以下に、海外ETFの注意点をいくつか挙げてみます。

 

1.外国為替リスク

海外ETFは外国市場に投資するため、為替相場の変動に影響を受けます。外国為替リスクは投資元本やリターンに影響を与えるため、慎重に計画する必要があります。

 

2.流動性リスク

海外ETFの一部は流動性が低い場合があります。市場での取引が少ないと、売買価格に差が生じ、不利な取引となる可能性があります。

 

3.税制と法律の理解

投資先の国の税制や法律は日本と異なるため、これらの理解が必要です。特に税金に関する取り決めや法的な変更がある場合は注意が必要です。

 

4.地政学的リスク

投資先の国や地域における地政学的なリスク(政治的な不安定性や紛争など)が、投資に影響を与える可能性があります。地政学的な情報を常にモニタリングすることが重要です。

 

5.市場の違い

日本国内と異なる市場環境や慣習があるため、それらの違いを理解することが重要です。市場の違いがリスクやリターンに影響を与える可能性があります。

 

6.情報アクセス

海外の企業や市場についての情報は、国内の情報と比較して入手が難しいことがあります。情報収集に努め、投資判断を行う前に慎重に調査することが重要です。

 

7.製品の選択

海外ETFにもさまざまな種類があります。適切なETFを選択するためには、投資目的やリスク許容度に合わせた検討が必要です。

 

8.手数料とコスト

ETFには運用手数料や取引手数料がかかる場合があります。これらのコストを理解し、総コストを最小限に抑えることが重要です。

 

これらの注意点を踏まえて、海外ETFへの投資を検討する際には、リサーチやプランニングを十分に行い、自身の投資目的やリスク許容度に合わせた戦略を構築することが大切です。

 

まとめ

ETF投資では国内外の市場にアクセスする手段があるため、多くの利益を勝ち取ることも可能となります。ただし、海外市場への情報などを調べる手段のリサーチ力やプランニング力が試されることにもなるので、リスク分散や専門家のアドバイスを受けたり、投資プランナーに相談するなどして、投資リスクを軽減させていくことも非常に重要です。