子供にお金の話をするのは、卑しい気持ちを抱くという日本人は未だに多いのですが、お金の向き合い方に健全な取り組みを行わせるためにも大事なのです。
今回は、子供のために貯金する？それとも投資する？投資のメリットについてお伝えします。
子供とお金の話をする？
子供が生まれて、将来のために子供用に貯蓄したり学資保険に加入するというご家庭は多いと思います。
18歳までに大学資金を溜めておこうなど、目的をもってお金を溜めるという感覚があることでしょう。
しかし、そのお金の仕組みや、お金への恐怖や安心について教えるご家庭は少ないのではないでしょうか。
子供に対してお金（金融）の教育をすることは非常に重要で、将来お金に困るような状況にはしたくないと、貯蓄しているだけではそのお金をお子さんが有効に使えるとは限りません。
お金に対する知識が、物を買うことへの一方にしか向いておらず、高級車を買ったり、高級時計や高級バックを持つことへの意欲の方が強いと言うケースが多いのです。
しかし、将来的にお金は資産運用して、不労所得を増やす方がメリットが大きいと知らない子供が大人になり、そういった事をやってきた人と出会ったり情報を知った際に、ガッカリするのも、お金に対する話をしてこなかった、親のせいでもあるのです。
日本では、お金に対する話や政治にする話が活発に行われないため、知識が乏しく正しい選択が行えないという大人も少なくはありません。
アメリカやイギリスなどの海外ではこれらの話題は友人同士や会社の同僚とでも行われ、情報交換も多いため、知識も豊富な方が多いですし、興味を持つ方が多いのです。
日本では、そういった面で、卑しいや臭い物に蓋をするような文化が根強く残っており、学校教育でもあまり行われていません。
そういった事も影響して、子供へのお金や政治への教育が乏しくなっています。
しかし、このお金や政治への理解が進むと、将来子供が投資を行ったり選挙に行くことへの重要性も理解できる教養のある大人へと成長していくのです。
子供用の貯金は投資にした方が良い？
子供のために年間数万円ずつ貯金するというご家庭は多いのではないでしょうか。
例えばお年玉も貰った全額を子供用に開設した銀行にお金を入金していくという方はいると思いますが、その方法で100万円や500万円が20歳頃には溜まっていたとしましょう。
その金額は、一人暮らしの費用としてなど大きな価値を持ちますが、仮に、その金額が株式やETFなどに投資されていたとしましょう。
そうなると、子供は毎年配当金による安定したお金を手にすることが出来るため、100万円や500万円以上の価値ある資産を持つことが出来ます。
仮に50歳で億り人へとなる算段が立てば、お子さんは仕事をしながら、結婚し家庭を持ち、持ち家を購入するなどの事への不安も減るでしょう。
お金の使い方を知らない親であっても、子供のために何かを残したいと考えるのであれば、そういった投資に貯金を充ててあげるのも、非常に重要だと言えるのです。
月に10万円や20万円ではなくても、1万円や5万円子供に投資することは、子供の将来の選択肢を広げる手段にも繋がっていくのです。
だからこそ、お金に対する知識を深めていくことは大切になります。
子供用の投資口座は開けるの？
子供用に投資をする場合に、親が投資用の口座を開設し、運用しなければならないの？と考える方がいるかもしれませんが、子供専用の口座を開くことは可能です。
また、お金を子供に渡す贈与税も年間110万円以下なら、非課税となります。
この資金を子供に渡すのではなく、投資用の口座へ入金し、株式やETFに債権を購入することで、将来的には大きな資産となるため、子供へお金を残したいという方は、少額ずつでも投資に充てるのも良い方法だと言えます。
なぜ、投資した方が良いのかと言うのも、福利現象が起こるからです。
福利現象とは、得た利益を再投資することによって、利益が複利で増加し、運用資産が成長する現象を指します。
例えば、年利10％の投資額が何年間で倍に成長するのかと考えると、単純に10年後には100％になるから10年と答える方もいるでしょうが、実際は、そうではありません。
100万円を10％で1年投資すると、10万円の配当を貰え110万円となり。
引き出さずにその翌年には、11万円の配当が貰え121万円となり、さらにその次の年には、12万円の配当がもらえ133万円となり、利益額がどんどん膨らみ倍となるのは約7年後には、目標値となっているのです。
このような、投資の仕組みお金の増え方を知らずにいる事は、自身のデメリットでもありお子さんへのデメリットにもなるのです。
まとめ
お子さんが生まれて、お子さんのための銀行口座を開き貯金してく方は多いと思いますが、そのお金を利用して投資するという日本人はまだ少ないのです。
将来的に大きな資産を残して上げたいというのであれば、お金や投資の仕組みや向き合い方について知っていることで人生が有利になる事を知りましょう。
