マンション選びのポイントは? 内覧しながら譲れないポイントを確認

夢のマイホーム。物件探しをしていると、最初は楽しいものの、何が良いのか判断が鈍ってくることがあります。当初の希望とずれてしまったり、価格がどんどん高くなったり。ついには物件探しが嫌になってくることも。そうなる前に、選びやすくなるポイントを確認しておきましょう。

 

今回はマンション選びのポイントについてお伝えしていきます。

マンション選びのポイント

選ぶポイントは色々とあるのですが、マンションという「不動産」をチェックする際の項目から確認していきましょう。

 

・マンションの築年数や設備

・価格

・立地

・管理等

 

1つ目はマンションの築年数や設備です。長く暮らすことを前提に購入されますので、マンションの設備や間取りなどは重要になってきます。築年数も古ければ価格は安くなりますが、あまりに古すぎると大規模修繕や立て替えなどもありますので、できれば退職後も暮らしていける築年数が安心だと思います。

 

2つ目は価格です。新しかったり、広かったり、立地が良いと価格は高くなります。高くて良いものを探したいところですが、その後の生活も考えて年収や返済額などを考慮して決めていく必要があります。これまで支払っていた家賃に合わせがちなのですが、固定資産税など賃貸のときよりも余分に支払う税金がありますので、返済額はこれまでの家賃よりも少なめで計算することをお勧めしています。ある程度、予算の幅をもたせて、これまでと同じくらいの支払い額から決めたり、他の支出を抑えてでも住みたい家なのであれば予算を上げたり、という調整も可能です。

 

3つ目は立地です。通勤や暮らしに便利な場所、かつハザードマップで災害の危険度もチェックして安心な場所を探してみて下さい。物件の価格を安く抑えても、災害リスクが高くて火災保険や地震保険の保険料が高ければランニングコストがかかってしまいます。大きな買い物ですので、立地についても考慮してください。

 

4つ目は管理等です。賃貸のときはさほど気にならない管理ですが、分譲マンションは管理してくれる会社によって、日々の生活のサポートがかなり変わってきます。主に共有部分の清掃やゴミ捨てなどが日常に大きくかかわってきますので、内覧される際は、そのような場所が綺麗かどうか、きちんと管理されてるか見ておくと安心です。また、管理費の滞納や修繕積立金がきちんと積立てられているかも管理会社に確認することができます。購入の候補にあがった物件は、詳しく確認しておくと安心でしょう。

 

内覧の重要性

インターネットや不動産屋さんの資料で物件を確認し、条件があったものは内覧していきます。この内覧はとても重要です。平面図では分からなかった共有部分や室内の間取り、窓からの風景など内覧で得る情報はたくさんあります。

 

また、内覧をしてくと、ご自身のこだわりや、絶対にゆずれないポイントなども見えてきます。お金という外的な要素と、ご自身の求める内的な要素と両方をふまえて判断することが重要です。内覧は時間と手間がかかり大変な作業ではありますが人生3大資金の1つ、住宅資金となりますので、慎重かつ楽しみながらマンション探しをしていただきたいと思います。

スーモ(HP)

参考:スーモホームページ

 

 

暮らしのイメージを持つ

候補の物件がいくつか出てくると、どれにすれば良いか迷ってしまうこともあります。物件自体で判断がしにくい場合は、そこに暮らした後のイメージをしてみてください。通勤や通学の経路、日常の買い物のしやすさ、遠方へ出かける際などの交通面など、暮らした後のことをチェックしてみると、意外と違いが出てくることに気づかれるはずです。

 

また、近隣の建物や用途地域などもチェックしておくと良いでしょう。近隣は静かな環境でも、少し歩いたら商業施設があり騒音がする、帰宅時の道が暗すぎて危ないなど、昼夜での違いも確認するようにしてください。

最後に

マンション選びは楽しい反面、大変な部分もあります。

先ずはご家族での希望などを書き出してみてください。

内覧しながら変わってくることもあると思いますが、当初の意向に追加したり変更したりして進めていくと良いでしょう。

 

仕事をしている間は購入したマンションで暮らされると思いますが、退職後はマンションを売却して移住する可能性もあります。その際に、売却できる物件であることも重要です。

暮らしのイメージ、将来のイメージを持ちながら物件選びをして頂ければと思います。

 

今回お伝えしたポイントは、物件だけでなく周辺のことも加味したものとなります。暮らしている間だけでなく将来の売却にも影響する内容となっていますので参考にして下さい。

 

 

筆者:藤井亜也(CFP/FP1級)