【副業初心者向け】起業する際の広告や宣伝について解説!

副業や起業をしても、お仕事が入ってこないことにはビジネスは進みません。企業において顧客を得るには広告や宣伝が必要なように、個人で独立した際も同様の作業が発生します。自身のビジネスを届けたい人に伝えるには、PRしていく必要があります。

 

今回は広告や宣伝、PRについてお伝えしていきます。

広告や宣伝

会社では広告広報課が広告を打ち出し、営業部などが宣伝していくなど部署や役割が分担されていますが、副業・起業する際はご自身で全て行っていく必要があります。得手不得手があると思いますが、アウトソーシングするには費用がかかりますので、先ずはできるところからご自身でチャレンジしてみてください。

言葉の意味も確認しておきましょう。

●広告

広く世間一般に告げ知らせること。

商業上の目的で、商品やサービス、事業などの情報を

積極的に世間に広く宣伝すること。

 

●宣伝

商品の効能や主義・主張などに対する理解・賛同を求めて、広く伝え知らせること。例「新聞を使って宣伝する」

 

広告を出すとなると莫大な費用がかかると思われがちですが、現在はSNS等で簡単に広告を出すことができます。ターゲットに合わせたアプローチができますし、費用も抑えめ なので新規顧客を増やしたいときには利用してみるのも良いでしょう。

 

宣伝もご自身でいくらでもできます。副業・起業してビジネスをスタートしたということを宣伝しないことにはお客様は増えません。認知してもらうことが最初の1歩です。SNS等ネットを使ったり、会社概要やチラシを作成したり、宣伝ツールはいくつかあると便利です。

 

私のお客様でも副業でスイーツを製造販売されているかたがいますが、Instagramを上手に利用して顧客を増やし、今では大手百貨店でのイベントにも出店されています。広告や宣伝の費用をさほどかけずに、上手にPRできている結果だと思います。次にPRについて確認していきましょう。

PRって何?

PRとは、public relationsの略です。

・官庁・団体・企業などが、みずからの望ましいイメージ、 及びその施策や事業内容・主義主張などについて多くの人々に知らせて理解や協力を求める組織的活動。

・広告。宣伝。「新製品をPRする」

 

PRとは自社にとって大切な人たちと、コミュニケーションを通じて、長期的な関係を構築することを指します。企業にとって大切なステークホルダーとより良い関係を築くことがPRの目的となります。

参考:日本パブリックリレーションズ協会ホームページ

 

新しい商品の発売や、サービスが始まる際はプレスリリースを発信していきます。より多くのかたに伝えていくことでビジネスにかかわる人たちにアプローチしていくことができるのです。広告、宣伝、PRなど、できることから少しずつでも取り組んでいくことが重要です。

ターゲットと独自性

情報を届けるという点で注意しておきたいことが2つあります。それは、ターゲットと独自性です。ターゲットは商品やサービスを売りたい相手、つまり想定顧客層となります。

ご自身が展開するビジネスを届けたい人、売りたい人が定まっていると、広告なども出しやすくなります。逆にターゲットが定まっていないと、やみくもに広告を出すことになり手間と費用がかかってしまいます。

 

ある程度の想定顧客層をイメージして内容やツールを選択していく必要があります。思いがけず、違った層から人気が出た、ということもあります。その際は臨機応変にターゲット層を増やしていくと良いと思います。

 

そして、独自性も重要です。おそらく同じような商品やサービスは世の中に既にあると思われます。全く新しいというもの以外は既に競合相手がいることになります。そこで、違いを出すには独自性が必要になってきます。ここでないと購入できない、ここでないとサービスを受けられない、他社とはここが違うという点を探し出してみてください。

 

お客様は数ある中から選択します。その際に決め手となるのは、他との違いにあると思います。ターゲットと独自性を改めて確認してみてください。

最後に

お菓子屋さんでもそうですが、SNS映えするデコレーションをアピールするのか、身体に良い素材を使っていることをアピールするのか、この場合も誰に食べてもらうのかターゲットは異なります。

 

独自性をアピールし、ターゲットに届ける広告、宣伝、PRはビジネスをスタートする際も継続する際も必要です。費用をかけて委託する方法もありますが、先ずはご自身でやってみることが重要です。その上で業績が上がってきたらプロに依頼をするなどステップアップして頂ければと思います。

 

広告・広報やPRに関する記事や本もあります。うまくビジネス展開しているかたの方法も参考にするなど、学ぶ方法はたくさんありますので、是非、参考にしてください。

 

 

筆者:藤井亜也(CFP/FP1級)