2024年度より新しいNISAが導入されることにより、投資を始めようとする方は増える事でしょう。
しかし、投資の世界は自身の資産を失う恐れもあります。だからこそ、しっかりと注意ポイントを把握する必要性があります。
今回は、資産を減らす恐れもある株式投資する際の注意ポイントについてお伝えします。
資産を減らす恐れもある投資について
将来の年金の受給額が少ないことで、平穏な暮らしを送れないのではないかと考える方も多く、老後資金を蓄えようと投資にチャレンジする人が増えています。
投資は始める時期が早いほど、長期投資による配当金なども増え、資産を増やせる可能となるものです。
しかし、一方で不景気などの煽りを受けると、株価が下がり資産を大幅に、減らすリスクも存在します。
ただし、メガバンクの三井住友銀行やUFJ銀行にみずほ銀行の定期預金の金利は0.002%程度しか付かないため、超低金利での利息しか得られないのです。
しかし、銀行に貯金している金額に関してはリスクとなるような事態になることは、そう考えられませんので、安全性は一番高い投資とも言えることでしょう。
続いてリスクの低い投資として考えられるのが、債権となります。
債券は、国や企業などの発行体に資金を投資家が提供します。
その貸し付けた資金には、特定の期間設定されており、その期間が終了する満期日に、投資家には元本が返済されます。
投資家は資金を提供する代わりに、一定の期間ごとに利息を受け取ることができる金融商品です。
国に投資する分には、返却の目途は付くので、かなり安全な投資として考えられますが、企業に関しては、倒産や経済不況のあおりで、返済されない恐れもあるので注意しなければなりません。
そして、これらよりもリターンに期待が出来るのが株式投資です。
株式投資は、企業の株式を購入することで、一定期間株を保有することで配当金や株式優待を貰えることや、持っている株を売却することで利益を得ることができる投資になります。株価は、日々上下することになるので、購入時よりも株価が下がれば、損することになります。もちろん、株価が上れば大きな利益を得られる可能性がある商品です。
この他にも、FXや仮想通貨といった投資がありますが、知識のない初心者にとってはリスクが大きくなる可能性の高い投資ですので、興味がある方は、しっかりと学習してから挑戦しましょう。
株式投資する際の注意点
株式投資は、大きなリターンを得られる可能性がある分、リスクを伴う投資となります。
しかし、そのリスクを軽減する手段もあるのですが、何となくで投資を始めてしまうと、そのリスクを被った際に、どう対処すれば良いのか分からず、自身の資産が減っていくのを、指をくわえて見ている事しかできません。
折角、自身の資産を増やして将来の安定を手にしたいと考えているのに、損をしてはいけません。ですので、しっかりと株との向き合い方について考えていきましょう。
まず、投資する際に注意するべきポイントは以下になります。
1.リスク管理
株式は、流動的な市場となります。
そのため、急に株価が上る企業もあれば、下がり続ける企業もあります。
そのため、自身の資金が増えている・減っていることへの意識を持たなければいけません。
だからこそ、投資予定の銘柄について充分な情報を収集し、検討しましょう。
企業の財務状況の動向は、ネットや四季報などを活用して調べることができます。
2.市場の変動
株式市場は変動するものですので、時折急激な変動が発生することがあります。
これは、決算であったり、リリース情報などの情報によって察知することは出来ますが、国の情勢や経済状況によっても左右されますので、日々のトレンドや経済情報を確認することが重要です。
3.感情のコントロール
投資することは、自身の資産が増えるだけでなく減ることもあるため、急激に減り続けることになれば慌ててしまいます。
その際に、感情をコントロールが出来ずにいると、間違った判断をしてしまいがちです。
そのため、投資をする際には、冷静な判断を保つことが重要です。
4.分散投資と長期投資
デイトレードなど一日に何度も売買を行うような投資手段は、知識がないとギャンブルになり、資産を大きく失う恐れがあります。
そのため、絶対的に損をするリスクを排除していくのであれば、分散投資と長期投資を心掛けましょう。
時間をかけて資産を成長させることが、一般的には安定したリターンを生む可能性が高いとされています。
これらのポイントを考慮しながら、自身の資産状況や目標に合わせた投資戦略を構築することが大切です。
まとめ
資産を増やすために投資を始めようと考える方は年々増えています。
しかし、簡単に始められる一方で、資産を増やすのではなく、減らしてしまう方もいます。それは、知識が足らないことも原因ですし、リスクのある投資を行ってしまう可能性が高いです。折角、取り組むのですから、失敗のリスクをしないような取り組み方を学び、利益を勝ち取れる術を身に付けなければなりません。
何も知らないで失敗して悔しがるのではなく、正しく学び成功に近付ける努力を惜しまないことが投資の世界でも大切な事なのです。