年金制度が現代ではシステム構造上、崩壊しているのでは？などの議論はニュースやネットで取りざたされることが増え、自身の将来に対して不安を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、年金に頼れない世代は今からどうするべき？資産運用の重要性についてお伝えします。
年金制度について
日本年金機構が管理・運営している年金制度は、20歳から60歳未満の全国民が加入を義務化されている国民年金保険。会社員・公務員の加入が義務付けられている厚生年金保険。
そして、任意で加入ができる私的年金の3つに分かれており、これらの年金保険を支払わないといけません。
しかし、近年ではこの制度が崩壊しかけているのではないかと度々取りざたされています。
まず、現代の物価と年金制度が発足された年代との物価想定が異なっていることや、少子高齢化により、年金制度の見直しが幾度も行われている状況なのです。
そして、70歳就業法であったり、一人当たりの賃上げによる、年金の原資を引き上げようとしているのです。
ですが、日本では30年間も賃金がほとんど上がってないため、年金制度の仕組みが正常に動いてはいない状況となり、年金制度が崩壊しかけていると考えられるようになったとしても不思議ではありません。
年金に頼れない世代は今からどうするべき？
現在の20代や30代の方にとって、年金制度は負担と感じられても仕方がありません。
自身が65歳になるころに、貰える金額はいかほどなのか、それこそ途中で、年金制度の改悪により、支払う金額が増え続け、貰える金額が更に減り続けるのではなどの不安しかないのです。
法律はいずれ変わるでしょうし、国民にとって良い方向に変わるとは限りません。今は定率制などが取り入れられていますが、撤廃されたり改変されれば、また大きな問題となることでしょう。
そして、現状では年金に頼ることが出来ない世代にとっての不安を解消するためには、個人で行動するしかないとも考えられています。
そこでとれる手段として、個人で投資を行い、年金に頼らない資金運用で、老後資金を溜めるなどの行動が不可欠でもあるのです。
投資で老後資金を調達することが大事
20代30代になると、仕事で給与を貰い趣味や付き合いなどでお金を支出して行くと思いますが、少しでも良いので、将来的な蓄えとして貯金するという方もいることでしょう。
しかし、銀行に預けているだけでは、資産が増えることはあまりありません。
大手銀行やネット銀行の金利は、普通預金の金利は0.001～0.25％程度となり、1％も増えない状況なのです。
しかし、投資では3％や5％といった利益が生まれる可能性があるため、銀行に預け入れている資金の半分や4分の1でも投資に費用を割いた方が良いかもしれません。
特に今は、NISAやiDeCoといった国が推奨する投資制度があり、非課税で利用が出来たり、節税優遇されているなどのメリットがあるため、資産運用に関しても貯金だけではなく、投資による流用で資産形成していく事が大切なのです。
年金制度などの不安を抱えて生活するのではなく、自身で資産を生み出すことが本業だけでなく株式投資や不動産投資などを取り入れるだけで、自身の資産価値は変わってきますので、少額からでも挑戦してみる事をおすすめします。
資産運用の重要性
個人で株式投資や不動産投資に仮想通貨などを行うとなれば、最低限の知識を身に付けてから行った方が良いです。
これは、投資にはリスクがありますし、リスク回避や損切することが自身の資産の価値を大幅に減らさない手段であることを知らなければいけません。また、その瞬間、価値が下がっているだけで将来的に回復する恐れがある投資商材なのかの判断もしなければ、無駄な動きになる恐れもあります。
こういった情報は、知識や経験がものを言いますので、初心者だからなんとなく始めて見ようとするのではなく、基本的な用語であったり、ネットやYouTubeに沢山の情報が無料で公開もされていますので、まずは下準備を整えてから投資してみることが重要です。
そして、自身の資産の内の何パーセントを投資に回し、年利でどの程度の資金を運用すれば将来的に幾らぐらいの資産となるのか把握しておくことで、将来的な不安とも向き合っていくことが出来るでしょう。
やらないよりはやってみる気持ちが大事！
投資に対して恐怖心を抱くのは、自身の資産が減る恐れがあるからという印象が強すぎて、手を出せないという方も多いのでしょうが、デイトレードなどの投資を初心者が行えば、何もわからず大損をする危険性はあります。
しかし、デイトレードであっても、しっかりと知識を養い、時間を使って挑戦すれば、損する確率は減りますし、利益をあげられる可能性は確実にあります。
ですので、自身の資産運用を考えず、銀行に預け入れておけば安心出来るかもしれませんが、資産が大きく増える様な事はないでしょう。少額からでも、コツコツ積立て、資産運用しながら、勉強していくことをおすすめします。
そうすることによって、現状の不安を解消できる道筋も立っていきますし、老後の不安を解消する一手にもなり得るのです。
まとめ
年金制度に不安を感じている、20代や30代の方は少なくはないでしょう。
確かに現在の日本の情勢や信用できない政治などを見ていれば、自分の利益は自分で作っていかなければならないという意識が強まる一方だと思います。
だからこそ、自身で動かせる資産があれば、少額からでも株式投資や仮想通貨やFXなど興味を持てる投資商材を見つけ、勉強し、チャレンジしてみなければ、年金制度を気にせず生活出来るほどの資産は作り出すのは苦労するかもしれません。
ですので、まずはご自身の生活に負担のない、少額での資産運用をおこなってみる事をおすすめします。
