サイドFIREって何?早期FIREが難しくても自由な生活を確保する!

若いうちから資産運用し、十分な運用益で生活する早期FIREへの注目が集まる中、流石にそこまでの貯金がないであったり、社会との繋がりは断ちたくないという方の中には、サイドFIREに取り組むケースも増えています。今回は、サイドFIREって何?早期FIREが難しくても自由な生活を確保する!についてお伝えします。

サイドFIREとは?

早期FIREは、投資の運用益で生活を維持し、働かずして暮らせる生活基盤を作るスタイルとなります。

しかし、早期FIREに必要となる資産も大きいため、かなり難しいと考える方も多いのです。

そこで、近年早期FIREと共に注目を集めているのが、サイドFIREというスタイル。

サイドFIREとは、早期FIREよりも必要となる資産が少なくなり、運用益とアルバイトなどで生計を立てる生活スタイルとなります。

早期FIREでは、運用益(不労所得)だけで生活することを目指すため、投資額も多く必要ですし、利回りが安定しないようなことがあれば、生活が苦しくなる恐れがあります。しかし、サイドFIREとなると、アルバイトなどの実収入があるため、シフトを増やすなどして利益を確保することが可能となるので、FIRE実現後のリスク軽減ができるのです。

サイドFIREのメリット

サイドFIREは、労働からは完全に解放されるわけではないことから、社会との繋がりも残るため、仕事に生きがいを感じたり、張り合いのない生活は耐えられないと言う方にもピッタリなライフプランとされます。

また、早期FIREを選んだ方の中には、利確が減り生活が難しくなったとしたら、再就職も考えなければならなくなるケースもあります。しかし、仕事から離れ空白期間が長くなると希望する条件での再雇用が難しくなるといったデメリットがあり、サイドFIREの場合は、職歴に空白がない分、希望条件にあった就職活動などがやりやすくなります。

仕事と副収入で生活が安定するため、お金への不安が無くなることは、精神的安定にもつながるので、大きなストレスからは解放されるため、充実したライフプランを構築しやすいのもサイドFIREの利点です。

サイドFIREの進め方について

サイドFIREは、早期FIREほどの運用益を必要としないため、資産額は1年間の支出の25倍が必要ということではありません。

サイドFIREを行うには、年間支出の約半分が必要となり、半分の資産で運用利回りを出すと考えると、貯蓄額などの目標値が下がるので負担も減ります。

早期FIREであれば貯蓄額も大きくなっていきますので難しいと感じてしまう方は多いと思います。数千万や1億を超えるケースもあり、そうなると現実的ではないと感じても不思議ではありません。

しかし、サイドFIREはあくまで投資による運用益と労働収入によって生活をすることが前提ですので、50代や60代頃などに達成できるライフプランを計画してくことで、より現実的なFIREが達成させられることでしょう。

また、退職時の資産形成に不安が残ったまま早期FIREを行うと、運用益が減ってしまった場合には、資産を切り崩すなど安定した生活への不安も感じてしまうことも考えなければなりません。

だからこそ、サイドFIREは運用益が早期FIRE程多くはありませんが、アルバイトなどで得られる労働収入がある分、不安定な生活になりにくいというポイントも魅力の一つとされています。

単身のサイドFIREに必要な金額

サイドFIREする際に、最も気になるのが貯金額です。

幾らぐらい貯めて、資産運用すれば良いのかというポイントです。

もちろん、全額を貯金で揃える必要性はありません。

サイドFIREに必要な運用益に届かせるために、株式投資やリスクのあるFXやバイナリーオプションによって、貯蓄額を早く貯められるようにするのも一つのやり方です。

地道に本業だけで稼いだとして、2千万円や3千万円揃えるとなれば、それなりの役職であったり、収入がなければ到達させることは難しいですので、ボーナスなどを利用して投資で運用益をどんどん資産を増やしていき、生活できる水準まで持っていくのも上手なFIREを成功させる手段となります。

これが、4人や3人家族となると、貯蓄額・資産運用額は早期FIRE並みのお金が必要です。そうなると、正直シンドイと感じる方も多いですので、まずは自身の収入・家族構成に、貯金できる額などをしっかりと計算して必要な資金調達を行っていきましょう。

まとめ

早期退職して、しがらみのない暮らしをしたいという方が、FIREを目指すケースは近年増えています。しかし、早期FIREとなると投資運用で得られる運用益収入がかなりの額となるため、誰でも簡単に行えるという訳ではありません。一方で、サイドFIREであれば、働きながら収益を求めつつ、運用益でも生活基盤が整えられるため、少しの労働と投資によってライフワークが組み立てられるので達成できると感じる方は多いことでしょう。

副収入を持って生活を送るサイドFIREや完全に退職して自由な暮らしを手にする早期FIREするには、資産運用や投資の知識がなければ、到達が難しいですので、しっかりと学習して、挑戦していくことをおすすめします。