株式投資を行うと、企業の業績が良い年もあれば、非常に落ち込む時期もあります。
これは、市場全体で起こることもあれば、業界単位で起こることもあるため、予測するのは初心者には難しいと感じることでしょう。
今回は、投資で失敗や損しないために大切な損切りや空売りについてお伝えします。
投資で失敗する理由
株式投資などの資産運用を行い利益をもたらす可能性がある一方で、損失を被る可能性もあります。
その失敗は、自身の大切な資産を失う事にもなるため、投資初心者にとっては非常にリスクを負うことにもなるのです。
従って、投資で何をすると失敗してしまうのか知る必要性があり、対策を講じられるようにしておく必要性があります。
以下に、投資で失敗する理由についてご紹介します。
1．勉強不足
投資するのは、投資用の口座を開き資産を投入し、銘柄などを購入することで、取引きが出来るため、非常に簡単な手順なのです。
しかし、なんとなく今は投資すると有利であったり、NISAやiDeCoなどの投資を行えば必ず資産が増える。といった言葉だけを切り取り、挑戦して、何も知識のないまま何となく人が言っている銘柄を購入してるだけでは、世界的な不況や株価が下落した場合には、自身でどのようにすれば良いのか判断が付かず、対応が遅れ、大きな損害を出す恐れがあります。
2．感情の抑制が出来ない
投資は、ギャンブル性のある取引きのやり方もあります。
そういった大きな利益を勝ち取るために、大きなリスクを追った勝負をすると、失敗すれば資産を大幅に失う恐れがあります。
そして、その失ったお金を取り戻そうと、さらにリスクのある投資を行ってしまい、借金などをする人も出てきます。
だからこそ、感情の抑制が出来ない方は投資には向いていません。
3．売買の時期の誤り
株式市場などには、売買するタイミングがあり、その購入や売買のタイミングを誤り、資産を適切な時期に売買しないことが失敗につながることがあります。
これは、企業の決算発表であったり、世界情勢が不安定になったり、業界全体の株価が落ちるなど、さまざまな要因によって変化をもたらすため、日々の信頼できる情報源からの情報収集が胆となります。
このように、投資で失敗するには要因があるため、投資を始めようと考えている方は、しっかりとリスク管理に付いても考えて投資を行いましょう。
損切りや空売りの重要性
損切りや空売りは、投資する際にリスクを軽減するための効果的な手段となります。
資産運用を行う際の戦略として有効ですので、しっかりと理解しておきましょう。
損切とは、資産の価格が事前に定めた水準まで下落した際に、損失を最小限に抑えるために株などの投資した資産を手放す戦略です。
保持し続けることで損失が拡大するのを防ぐことが出来ますが、資産は減ることになるでしょう。そのため、損失の幅を最小限で食い止めるか、取り戻すことが出来ない程の損失にするかの判断が投資家には求められます。
空売りとは、資産価格の下落を予測して、まだ所有していない資産を借り入れて売却し、後で安い価格で買い戻すことで利益を得る戦略です。
投資で利益を得るために通常の買い方向の取引とは逆の方向の取引を行うことになるため、買い直すタイミングを見誤ると、上昇した分、損失が拡大するので注意が必要です。
このように、危機管理するための知識や技術が必要となりますので、投資を始めようと考えている方は、しっかりとリスク管理法についても学ぶことをおすすめします。
必ずしも売却することが正しい訳でもない！
投資の難しいところは、必ずしも株価などが下落した瞬間に損切したりすることが正しい訳でもないのです。
それは、いずれ株価が戻る可能性もあるからです。一時的な下落で回復することになれば、保有期間が長いことで得られていた優待などが無くなってしまうため、再度買い直すことで、得られる特典が下がってしまうケースもあります。
そういったメリットを失ってまで、慌てて損切するのが良いのか悪いのかの判断をするのは、難しいと言えます。やむをえず長期保有したことで、株価が復活する可能性もあれば、復活しないことも当然あり得るのです。
だからこそ、投資は難しいのです。
損をしたいと思う人はいませんが、必ずしも不労所得のみで生活を安定する状況を作るのは難しいという事を把握しておく必要性があるのです。
しかし、戦略立てて知識を持って立ち向かえば、成功する割合は高くなることでしょう。
その努力を怠っている状況で成功を夢見るのは、あまりにもリスキーですし、失敗する割合を高めているだけですので、投資に対する知識をしっかりと養っていきましょう。
まとめ
投資においては市場の状況が変動することを考慮して、定期的なリバランスや戦略の見直しを行うことが大切となります。
また、運用資産を保有し続けるか、売却するかを検討する際には、資産の目的や期間に自身の財務状況などを総合的に考慮する必要があります。
だからこそ、基本的な知識を養い、対応できる手段を学びましょう。
