投資マンションの営業マンの宅建取得率はなぜ低いのか。

実は投資用マンションの営業マンは基本「宅建」持ってません。

投資用のワンルームマンションを購入するに際して、担当の営業マンは有資格者ですか??きちんと宅建持っていますか??

実は投資用マンションの営業マンは宅建の取得率が相当低いです。

これは業界あるあるですが、宅建なんて取らなくていい!!という社風の会社もあるくらいですからね。

「宅建の勉強する暇があるなら、アポとれ!!」って感じでしょう。大体そんなこと言ってる上司は宅建持ってないんですけどね。

投資マンションの営業は不動産の営業職ではありますが、あまり細かい不動産知識は必要ないです。

なぜなら売ってるものが決まってますから。

「都心の区分マンション」がほとんどでしょうし。

間取りもワンルームで、設備もほぼ同じです。場所が違うだけです。

投資用マンションの営業に不動産知識があまり必要ないとされる理由

なぜ不動産知識が必要ないかというと、購入される方も、その不動産自体に興味がある訳ではなく、正直、構造などは二の次で、「価格はいくらで、どのくらいの収益を出せるか?」に興味がある訳ですから。

なので、どちらかというと、金融やファイナンシャルプランナー的な要素が強めです(だからといってFP2級以上の資格を営業マンが持っているかと言えばそうでもないんですけどね・・・)。

ちなみに、建物管理や賃貸管理など保有物件の価値を維持・管理する分野に関してある程度の不動産知識は必要になってきます。

だから宅建は必要ない!とはなりません

ただし、だからと言って不動産屋なのに、宅建を取得しなくていい!!という理由にはなりません。

宅建を持つことで、自分自身(営業マン自身)の不動産知識を増やすことができますし、いざ、契約書を交わす前に自分自身が宅建士として、お客様に重要事項説明ができますしね。

お客様も担当の営業マンがしっかり契約までサポートしてくれた方が安心できますよね??

営業マンが宅建を持っていないと、同じ会社の宅建を持っている誰かをわざわざ連れてきて重要事項説明をしてもらわなければなりません。

お客さんからすると、いきなり宅建士と名乗る人がきて、説明しだすわけですから、え?誰?ってなりますよね。

投資用ワンルームマンションの営業マンって

この業界に来る人の志望理由の9割が「お金稼ぎたい!!」です。

なので、ギラギラでオラオラした人が本当に多いです。

見た目も中身も。

前職は何をしてたんですか・・・??とてもまともには見えませんが・・・って人も多いです。

でもそんな人でも雇わないと会社がまわらないんですね。

なぜかというと、直ぐ辞めるからです。

離職率が異常に高い。その理由

そりゃそうですよね。不動産売買をやりたくて入ってきたのに、やる仕事と言えば、朝から晩まで電話営業。

これじゃあ不動産屋じゃなくてテレホンアポインターじゃん!ってなっちゃうんですよ。

しかも、バリバリの体育会系の会社が多いですから、いまだにアポとれるまで帰るな!!切られるまで絶対営業サイドから電話切るな!!根性だせ!!みたいなノリもありますしね。

恐らくそういった指導をしている上司の人たちが、同じように育ってきたので同じようなステレオタイプな指導になってしまうのでしょうね。

アポが取れない→物件が売れない→稼げない

この流れでほとんどの人が辞めていきます。

業界に嫌気がさし、異業種への転職も非常に多いです。

5年10年経過してその会社に残っている人はほんの数パーセント程度です。

宅建から垣間見る人間性

話はそれましたが、兎に角、担当の営業マンが宅建の有資格者であるかどうか?はしっかり見極めてください。

確かにマンション経営の実務で、不動産の細かな知識は必要ないかもしれませんが、「しっかりと机に座って、一定期間、嫌な勉強を継続してできた人=宅建合格者」であることは間違いありませんから。

売り上げに追いまくられる日々を送る中で、不動産資格を真面目に取得しようと努力できる人間性やその姿勢は評価できるかもしれませんね。

無資格の営業マンの話は聞く価値なし

宅建やFPなどの資格を持っていない営業マンの話は聞く価値すらありません。

アポの前段(電話やメールなど)で、「あなたは宅建の有資格者ですか?」と尋ねてみてください。

資格を持っていないならば、単なる一般人です。

投資用のマンションは今後の人生を左右する大きな買い物です。

物件は必ず「有資格者」から購入してください。